ハシゴ戦が好きなんだ!⑤ 史上初のTLC戦 ダッドリー・ボーイズ vs. クリスチャン&エッジ vs.ハーディ・ボーイズ
何てこと!
大変です
6mの高さから落下し、4台のテーブルを貫通
奴は終わりだ
まさに修羅場だな
「ハシゴ戦が好きなんだ!④ 」に取り上げたトライアングル・ラダーマッチから4か月後の2000年8月
舞台は夏の祭典、サマースラムで同じタッグチームによる、タッグ王座をかけた再戦が行われることになりました
ハシゴ戦にテーブルが投入され、そして新たに加えるべき調味料とは…イス!
こうしてハシゴ戦は、Table Lader Chiar :TLCマッチに進化を遂げたのでした
そこに6人のエクストリームな男たちが戦うとなれば、
試合はより残虐なものになるのは必至で…
まずは試合映像をどうぞ!20分です
2000年に生まれたTLCマッチ
WWEでは人気の試合形式の代表的な1つと言えます
ハシゴ戦よりも、盛り上がりますからね
2009年からは12月のPPV 「TLC」が誕生して、現在も続いています。
” TLC戦のPPV”というよりはハシゴ戦だったり、TLC戦が大会の目玉という趣旨になります
出場のスーパースターは以下6名
前回記事からそのまま貼りますが
ハーディー・ボーイズ(挑戦者)
マット・ハーディ:兄
ジェフ・ハーディ:弟
エッジ&クリスチャン(WWEタッグ王者)
エッジ:兄(設定上)
クリスチャン:弟(設定上)
ダッドリー・ボーイズ(挑戦者)
ババ・レイ・ダッドッリー:異母兄弟の兄(設定上)
ハシゴ戦の名手、イス攻撃を得意とする、テーブル戦の達人が再会したのです
しかも、トライアングル・ラダーマッチで6人ハシゴ戦の” やり方 ”は熟知してしまったとなれば、
試合序盤は組み合ったり、殴り合ったり…なんて悠長なことはありません
最初からイス攻撃、ハシゴ攻撃が始まります
まぁ再戦ですから、同じことをやっていては、観客に飽きられてしまいますからね
しかしこの試合形式は非常に危険で
一番の危険はイスやハシゴで叩かれるよりも、ハシゴの上から地面に落とされること
ハシゴ戦の特集DVD「WWE ラダー・マッチ」でのコメントによれば
エッジはこのハシゴ戦に出場したことで、首の骨の骨折、方の関節唇や胸筋、股関も損傷
全ての歯に鉄の矯正具を入れたそう
特に今回の試合では落下が多い!
ハシゴに昇っている途中にハシゴを押し倒されて、
リングロープに股間を強打したり、
リング外のテーブルに墜落したり…
ハシゴの上、中段からリング外というと、それでもやはり4,5mくらいの高さがあるし、ハシゴは放物線を描いて倒れますから、勢いがあって
もう1つ注目は "はしごを外される "って言葉があると思いますけど、まさに「こういうことね」と思わせてくれます
というか「ハシゴを外される」の方かもしれません
プロレスは、特にアメリカン・プロレスはストーリー性や作りの部分を好まれない方がいらっしゃいますが、
目の前で起きている肉体の酷使、そしてファンへの献身は現実で起きていること、だと理解していただけるといいかなと思います
あと、絶対にマネしないでください!
TLCマッチは以降2002年までに3回開催
3年で3回はWWEの中では少ない開催回数です
それだけ、この試合に出場することで肉体が受けるダメージは大きく、選手のキャリアに関わるわけです
この試合の字幕版をご覧になるには
のディスク2に収録されています
次回は一度、シングルマッチに戻そうかと思います
ではまた